愛犬の熱中症、大丈夫だと思っていませんか?
【2026年最新】愛犬の熱中症、その散歩本当に大丈夫?環境省データで見る危険サイン
目次
- なぜ犬は熱中症になりやすいのか
- 環境省の「暑さ指数(WBGT)」を知っていますか?
- アスファルトは何度になる?散歩の危険サイン
- 環境省が呼びかける3つの対策
- まとめ
暑い日の散歩から帰ってきた愛犬が、いつもよりハァハァと荒い息をしている——。「元気だから大丈夫」と思っていませんか?
実は、犬は私たち人間よりもずっと熱中症になりやすい体のつくりをしています。今回は環境省が公開しているデータをもとに、愛犬の夏を守るために知っておきたいポイントをまとめました。
1. なぜ犬は熱中症になりやすいのか
犬や猫などの動物は、密な毛におおわれており体温調整が得意ではありません。加えて、人に比べて体高が低く、地面からの熱を受けやすい環境にいます(環境省, 2025)[1]。
さらに獣医学の知見によると、犬や猫の汗腺は足の裏にしかなく、人間のように全身の汗で体温を下げることができません。呼吸(パンティング)による放熱が体温調整の中心になるため、気温が体温に近づくとうまく熱を逃がせなくなります[2]。
2. 環境省の「暑さ指数(WBGT)」を知っていますか?
暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)は、気温だけでなく①湿度、②日射・輻射熱、③気温の3要素から算出される、熱中症の危険度を判断するための指標です。環境省は全国の暑さ指数の実況と予測を毎日発表しています(環境省熱中症予防情報サイト)[3]。
人間向けの指標ですが、体温調整が苦手な犬にとっては、むしろ人間以上に注意が必要なサインと考えられます。お住まいの地域のWBGTは、環境省熱中症予防情報サイトで誰でも無料で確認できます。
3. アスファルトは何度になる?散歩の危険サイン
夏の日中、人の顔の高さでは気温が約30℃でも、アスファルトの表面温度は50℃以上に達することがあります[4]。さらに真夏の路面は60℃を超える場合もあり、地面に近い犬は肉球のやけどのリスクにもさらされています[5]。
夏の日中の散歩は熱中症や肉球のやけどの危険性があるため、散歩は早朝や夜などの涼しい時間帯に行うことが推奨されています(環境省)[1]。
4. 環境省が呼びかける3つの対策
環境省は「防ごう!ペットの熱中症」として、飼い主に向けて次の3点を呼びかけています[1]。
- 直射日光のあたる屋外での係留はNG → 日陰のある風通しのよい場所と十分な水を用意する
- 高温の室内もNG → 適切な温度・湿度管理と、ペットが自ら快適な場所へ移動できる環境づくり
- 車内放置はNG → 短時間でも車から離れる場合はペットと一緒に行動する
冷房の効いていない車内はわずかな時間でも非常に高温になるため、特に注意が必要です[1]。
5. まとめ
犬は人間よりも熱中症になりやすい体のつくりをしています。散歩の時間帯を選ぶこと、地面の温度を確認すること、そして環境省が呼びかける3つの対策を意識することが、愛犬を守る第一歩です。
今年の夏も、正しい知識で愛犬との時間を安心して楽しみましょう。
参考文献 / 出典
[1] 環境省「防ごう!ペットの熱中症」(報道発表資料) https://www.env.go.jp/press/press_05067.html
[2] 井上動物病院・獣医師 井上快「ペットの熱中症と対策」令和元年度熱中症対策シンポジウム資料(環境省) https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/sympo/20190602_5.pdf
[3] 環境省熱中症予防情報サイト「暑さ指数(WBGT)について」 https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
[4] ウェザーニュース「犬の熱中症や火傷に注意」 https://weathernews.jp/heatstroke/handbook/page3-4.html
[5] つるまき動物病院 院長ブログ「愛犬を守るために!犬のお散歩など外出時の熱中症対策について」 https://tsurumaki-ah.com/blog/2024/08/07/dog-heatstroke-2/
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